子どもたちに伝えたいこと/大垣の塾なら朱温塾
2023/10/20
このところ、休憩時間に中3生が〝俺の部屋〟を勝手に探索するので閉口していたが、それが幸いして卒塾時に塾生からもらった手紙を再読する機会が増えた。
授業がわかりやすかったとか、面白かったとか、親身に相談に乗ってくれたとか、言ってみれば聞きなれた文言が並んでいるなら素通りしてしまいそうだが、そういった言葉以上に、授業以外の話の内容に言及した感想が多いことにあらためて気付かされた。
彼らにとっての身近な大人といえばまずは親。
だが、親子という特別な関係性の中でその他の大人たちを同列に語るのは難しいだろうし、同じ屋根の下で暮らしていれば価値観や環境が共有され、斜めからの視点が入り込むことも多くはないだろう。
次に学校の先生。
学校の先生も様々な話をしてはいるだろうが、時間的なこともあって十分伝えきれていない部分があるだろうし、立場上話せないことも少なくないだろう。そして何より原則として担任は毎年替わる。
となると、次は習い事の先生と呼ばれる人たち。
規模にもよるが、大手の場合は経営的側面が先に立って、小回りが利かないケースも想像できるし転勤もある。反面、小規模な組織や団体であれば担当者は変わらないし、時間的余白も比較的持てるような気がする。
当塾もそれに該当するだろうと思う。事実私一人しか居ないし、個人塾の場合何にも縛られるものがないため言い換えればやりたい放題。仮に小学1年生で入塾してきたお子さんは、望めば最長12年間もの長きにわたって関係性を持ち続けることができる。その間に受験も二度経験する。我が子3人もみな3歳からご近所のピアノの先生にお世話になっているが、長女など二十歳こえた今でも相談事を持ち込んでレッスンが終わってもなかなか帰って来ない。
そういった、親や親族とは立場の異なる大人との関わりが、子どもの成長には欠かせないと感じている。これまでの人生で出会うことのなかった出来事や社会的テーマに触れ、それまで自分の頭の中になかった視点や考え方を学び、ぼんやりとその後の将来の自分の生き方になぞらえてみる。そして訪れたその先の人生のある瞬間、それらが一つのきっかけとなっていたことに気付く。そんなことが起こることを想像するとこちらも楽しくなるし、子どもたちとのそんな時間がより尊く感じられる。
日々の新聞記事やニュース、出掛けた先での出来事や読んだ本の内容。幼いころの経験や思い描いた大人像との乖離について。はたまたこの先の未来についての所見など。小中学生ではなかなか触れることのないあらゆるテーマについて、これからも臆することなく時間を割いて話していきたいと思う。そうすることが子どもたちの将来の幸福度向上につながると信じて。
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朱温塾
岐阜県大垣市赤坂町2135
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